1231 全日程終了のJRAの数字から
2014度JRAの全日程を終了して、本年度の総売上、入場者数が広報より発表された。
15年ぶりに売り上げが微増となった2012年度から、数字を追ってみた。
2012年度
総売上 2兆3943億885万6700円(前年比104.4%)
入場者 619万296人(前年比100.6%)
2013年度
総売上 2兆4049億3351万3200円(前年比100.4%)
入場者 609万2403人(前年比98.4%)
2014年度
総売上 2兆4936億2773万9400円(前年比103.7%)
入場者 614万2471人(前年比100.8%)
ここでいう入場者数は競馬場への入場者数のことで、インターネット投票や
場外馬券場を利用している「総参加人員」は2008年がピークだった1億7769万人で、
以来それほど減少はしていないと報告されている。
今年はJRA60周年ということもあり、記念事業の集中的なプロモーションをおこなっており、
競馬への関心という意味では盛り上がりを見せた1年だった。
事実、ことしの凱旋門賞へのマスコミの注目度が高く、
「今年こそタイトルを!」という煽りもすごかったわけです。
中央競馬の売り上げ推移のデータを見つけたのでつけてみました。
数字だけみると1989年度あたりにもどったわけで、
一次の落ち込みから下げ止まった感じなのでしょうか。
競馬ファンの高齢化、新規ファンの獲得、一人当たりの購入額の減少など
課題はいっぱいあるのでしょう。
永遠の繁栄などないし、いまの社会はどんな産業も3年先は闇につつまれている。
国立国会図書館 前 調査及び立法考査局 農林環境課
本田 伸彰氏 「競馬を巡る状況」より
by finestable
| 2014-12-30 17:25