9.4 デジタルの現場は、いま
昨年7月、イギリスでジュリア・ロバーツを起用した化粧品の広告が論争を巻き起こした。
「顔を修正しすぎていて、誤解を招く恐れがある」と掲載中止となった。
この広告のジュリア・ロバーツの顔にはしわが1本もなく、肌は完璧な仕上がり、
女性国会議員が「非現実的」と申し立てたことを受け、
イギリス広告基準局が「商品の効果を誇張していないと言い切れない」と判断した。
今、日本の女性誌を見れば、モデルにはシミひとつ、シワひとつ見当たらない。
写真は全て、デジタルで修正するのが当たり前になっています。
撮影時のメーキャップは目元とファンデーションぐらいで、
メーキャップクリエーターの手をへてワークステーション上で肌のきめを整え、
髪の毛に艶を出し、瞳の輝きと唇にツヤとうるおいをだし、
骨格の修正までデジタルで修正してしまいます。
紹介するwebサイト、shuffleはコマーシャルフォトを発行する玄光社が運営している
プロのカメラマンや、スタジオ、3Dクリエーター必見のサイトです。
クリエーター集団 フォートンさんの仕事ぶりが紹介されておりましたので、
興味のある方はご覧ください。
ぐりこ乳業 ドロリッチ
企画制作=電通+たき工房 CD=松本巌 AD=田中UFO C=蛭田瑞穂
P=狩野毅 デジタルワーク=フォートン
Exciteブログで自然な写真にこだわってらっしゃる方には、気持ちが悪い世界かもしれませんね。
細かいライティングテクニックを競った、古き良きスタジオ風景はもうありません。
by finestable
| 2012-09-04 07:32
| 一般